1948-07-05 第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第56号
これはやはり亞炭公團として買上げて一般の配給にいたすわけであります。しかしこれは一部東北または長野縣の方面においても、雪の多いところはそういう生産をあげておつても、公團の手続上、搬出して貨車に乗るまでは金は拂わぬということならば、半年というものは全然荷が動かない。事業は進んでいかなければならぬ、労働者の賃金を拂わなければならぬという場合に、地方銀行では融資しません。
これはやはり亞炭公團として買上げて一般の配給にいたすわけであります。しかしこれは一部東北または長野縣の方面においても、雪の多いところはそういう生産をあげておつても、公團の手続上、搬出して貨車に乗るまでは金は拂わぬということならば、半年というものは全然荷が動かない。事業は進んでいかなければならぬ、労働者の賃金を拂わなければならぬという場合に、地方銀行では融資しません。
前内閣以來亞炭を統制され、配給の面において亞炭公團を通して需要供給の関係が保たれてきたのである。しかるに最近において全國二十七縣でありますか、亞炭の生産縣において、亞炭は予定通り年産約三百万トンの増産は見ておるけれども、その亞炭の輸送の面においては、商工省並びに運輸省の計画されたる輸送計画の五〇%程度の亞炭しか需要地に対して輸送ができておらない。
すなわち食糧公団であるとか、亞炭公團であるとか、油の公団であるとか、いろいろの公団を設けられて、あるいは石炭の國家管理問題等々に関しても、それぞれ政府の役人、官吏の数が、幾何級数的に殖えておると思うのであります。反面においては行政整理を断行して歳出の経済をはかり、合理化をはかる。反面においては、官吏の数をいやが上にも増している。
次に西郷議員の紹介で亞炭公團を即時廃止することに関する請願が出ております。この二つの請願につきましてはこれを鉱業小委員会に付託することにいたしたいと存じますが御異議ございませんか。